一日葬のときの業者の動き

一日葬のときの業者の動き

一日葬のときの業者の動き 忙しい現代人の生活の中で起こる突然の葬儀は、時間との戦いでもあります。
そのため、一般的な通夜と告別式という葬儀ではなく、告別式だけを行う一日葬を選択する人が増加中です。
一日だけであれば親族も集まりやすくなりますし、朝から儀式にかかるため、時間が有効に使えるという利点があります。

業者の動きとしては、まずコールセンターに入った電話を受けて24時間365日、いつでも依頼者が希望する時間に自宅を訪れます。
業者スタッフと遺族が打ち合わせをしたら、死亡届を役所に提出して火葬許可書の交付を受けるなどの事務手続きの代行をします。
これらが終わると、いよいよ一日葬の始まりです。

納棺の儀には通常、家族だけが立ち会いますが、すでに葬儀のために親族が集まってきているのであれば、納棺の儀から立ち会うことができます。
それから告別式へと移り、式中初七日法要からお別れの儀式を経て火葬という流れです。
この間、すべて業者の指示がありますので、非常にスムーズに流れていきます。

一日葬ブームはいつから?

一日葬ブームはいつから? 故人をしっかりと送り出すことが大事であることは今も昔も変わりませんが、近年は沢山の参列者を呼んで盛大に行う葬儀は鳴りを潜めて近親者のみで行う家族葬や簡素に一日で終わるような一日葬がブームとなっています。
一日葬のメリットとしては仕事などで喪主を務める方が忙しい合間に出来るのが最大の特徴であり、参列者も殆ど呼ばずに行うので香典返し等の手間がかかる部分を排除出来る所です。
ここ10年程でブームとなりました。
結婚式についても親戚のみで行うジミ婚と呼ばれる結婚式が増えているように、近年の所得の少ない世帯の増加もその要因となっています。
また多くの人を呼ぶことに対する煩わしさを嫌う傾向が強くなった事も一日葬が増えている要因となっています。
しかし葬儀を行う際に最も大事なことというのは、故人をしっかりと偲ぶ気持ちを忘れないことです。
その思いを持ちつつ自分の負担を減らせるような葬儀に出来るようにしたいものです。